投稿者 あっしら 日時 2001 年 11 月 26 日 19:10:45:
「ニューズウィーク」(日本版11・28)のP.36によれば、「同時テロの首謀者モハマド・アタは一八人の共犯者とともに自爆したが、危険な仲間が逃走を続けている。先週FBIが割り出した「二〇人目の乗っ取り犯」ラムジ・ビナルシブは、ペンシルバニア州で墜落した旅客機の乗っ取りを指揮するはずだった。だがビザが取得できず、ハイジャック機に乗らなかった。アタと親しかったビナルシブは、同時テロの作戦が練られたハンブルクのアジトにいた。昨年一月にマレーシアで開かれた作戦会議にも、他の乗っ取り犯二人とともに出席していた。米捜査当局によれば、ビザを取れなかったのは、駆逐艦爆破テロに関与した疑いがあったためだ。」とある。
誰がどういう役割だったのか、マレーシアで落ち合ったのが作戦会議だったとみごとにわかっていながら、テロ攻撃を阻止できなかったのはたんにアメリカが“無能”だったせいだという話は別にして、「米捜査当局によれば、ビザを取れなかったのは、駆逐艦爆破テロに関与した疑いがあったためだ。」というのは“お笑い”の対象だ。
これは、日本で17人を殺害して容疑者となっている人物が、成田のイミグレーションカウンターで、「あなたは殺人事件の容疑者になっているから、出国はできません。お帰りください」と同じ話だぞ。
アメリカのお尋ね者になっている人物(しかも“偉大な”テロリスト組織の)がアメリカ入国ビザを本名のパスポートで申請するってか?
そして、重要な容疑者がわざわざ出向いてきたのに、捕まえもしないで、ちょっとビザは出せませんと言って帰してしまうってか?
アメリカのメディアがこんな記事を恥ずかしげもなく掲載しているから、ブッシュ政権内部犯行説が信憑性を帯びてくるんだ。
あまりにも人の知性をナメタような記事を出し続けていると、いつか足下をすくわれるぞ。