投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 24 日 20:58:39:
【ワシントン24日=林路郎】
アフガニスタンで活動している米軍特殊部隊が、中央軍司令部に指示を仰がずに、同時テロの首謀者と見られるウサマ・ビンラーディンの所在を確認次第、直ちに拘束・殺害を遂行できる権限を、全面的に与えられたことが分かった。現場部隊への作戦上の全権委任は米軍史上例がない。
23日付の米紙ワシントン・タイムズによると、現地部隊への全権委任はフランクス中央軍司令官の判断。これまでの作戦で、現地部隊がビンラーディンの所在を突き止めながら、通常の攻撃に必要な国防総省や中央軍司令部の許可を求めたため、取り逃がした例が報告されており、全権委任にはこうした事態を避ける狙いがあると見られる。
国防総省高官は同紙に対し、アフガン入りしている特殊部隊は過去2週間で、ビンラーディンのテロ組織「アル・カーイダ」やタリバンのメンバー数百人を待ち伏せなどの手段で殺害したと語った。だが、こうした作戦の詳細は国防総省にも報告されておらず、作戦は現地部隊の判断で進んでいることをうかがわせている。
(11月24日19:52)