投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 26 日 13:27:05:
テレビ朝日のコメンテーターが炭疽(たんそ)菌事件をめぐり「ユダヤ人は米メディアをコントロールしている」と発言した問題で、同社は25日、米国のユダヤ人団体、サイモン・ウィーゼンタールセンターに「極めて遺憾」とする書簡を送った。書簡によると、テレ朝側は近く、同じ番組で約5分間の釈明をする予定だ。センターは同日、これを受け入れる声明を発表した。
問題になったのは、テレビ朝日で15、16日に放映された番組「スーパーモーニング」。番組の中で川村晃司元カイロ支局長が「ユダヤ人は米メディアをコントロールしているため、(炭疽菌)事件の標的になった」などと発言。これに反発した同センターは17日、テレ朝側に謝罪を要求した。
テレ朝側は書簡で「番組も川村自身も反ユダヤの意図は全くなかった。しかし、彼の発言が視聴者らに誤解を与えたことは極めて遺憾だ。我々はこの誤解を正すことが必要と考えている」と回答した。
これに対し、同センターのクーパー代表は「ユダヤ人社会への誤ったステレオタイプ像を川村氏が伝えたことの悔悟を番組で表明すると理解している」との声明を発表した。
テレビ朝日は、「放送が誤解を与えたことは遺憾であり、誤解を解くために番組内で対応する。時期や内容については現在検討している」と話している。