投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 25 日 18:06:55:
10/25 15:59 最高評議会の人選ほぼ完了 イスタンブールで年内開 外信96
【グルバハル(アフガニスタン北部)25日共同】アフガニスタ
ンの反タリバン勢力「北部同盟」のパシュトゥン人実力者ハジカデ
ィール氏は二十五日、ザヒル・シャー元国王と北部同盟が開催で合
意したアフガニスタンの「最高評議会」に同盟が派遣する代表の人
選をほぼ完了、「イスタンブールで遅くとも年内に初会合が開かれ
る」と述べた。
アフガン北部グルバハルで共同通信に語った。同盟側の代表には
各民族の代表が参加、最大多数のパシュトゥン人を筆頭にタジク、
ハザラ、ウズベクなど各民族の人口比率に基づき決定されたという
。
「タリバン後」の新政権をめぐっては、アフガン国内の最大民族
でありながら、タジク人主導の北部同盟内では少数派のパシュトゥ
ン人の動向が焦点となっており、パシュトゥン人実力者のハジカデ
ィール氏に注目が集まっている。
同氏は元国王の亡命先ローマで今月初め行われた交渉にも同盟側
特使の一人として参加した。
同氏は、同盟側の人選はなお詰めの調整が残っているものの、基
本的には「一両日中に(同盟側拠点の)ジャボルサラジ入りする(
北部同盟の)ラバニ大統領の承認を得るだけだ」と述べた。
最高評議会については今月五日、北部同盟のアブドラ外相が「ア
フガン国内で十日以内に開催される」と発言したが、その後日程、
人選などについて何の発表もなく、新政権枠組みでのパシュトゥン
人の扱いをめぐり調整が難航しているとの見方も出ていた。
ハジカディール氏は、人選の遅れについて、ローマでの元国王と
の協議後「ヘリコプターが悪天候のため飛行できず、帰国が遅れた
ためにすぎない」と語り、同盟内の対立を否定した。
(了) 011025 1559
[2001-10-25-15:59]