投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 23 日 18:26:36:
10/23 00:39 パプア自治法を可決 独立紛争の解決目指す 外信116
【ジャカルタ22日共同】インドネシア国会は二十二日夜の本会
議で、同国東端イリアンジャヤ州(パプア、ニューギニア島西部)
の自治拡大によって独立紛争解決を目指す「パプア自治法」を可決
した。同州に特別な地位を与える立法措置は初めて。
金や銅など同州の豊富な資源による収益の地元への財政配分を増
やすほか、独自の旗の掲揚を認め、先住民の権利と歴史を尊重する
ため伝統的指導層らによる「パプア住民評議会」などの機関を新設
する。
七月に成立した同国北西端アチェ特別州の自治拡大法に続き、東
西の独立紛争の解決を図る動きだが、先住民の独立派組織「パプア
評議会」やゲリラ組織「自由パプア運動」(OPM)はあくまで完
全独立を目指しており、独立運動は今後も続きそうだ。
メガワティ政権は独立運動に厳しい姿勢をとる一方、豊富な資源
が中央政府に収奪され、国軍や他地域からの移民が住民の権利を侵
害しているとの不満の解消を公約している。
(了) 011023 0038
[2001-10-23-00:39]