投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 22 日 18:32:01:
アフガニスタンの北部同盟軍は20日、カブール北のカピサ州シルカットナサジの陸軍基地内で米英軍の攻撃後にタリバーン勢力から投降してきた元司令官と兵士2人との会見を朝日新聞記者に認めた。元司令官は「投降したのは空爆が怖かったからではない。タリバーンが民衆を虐殺するのを見て決意した」と述べた。
インタビューが認められたのは、部下と共に投降し、同基地内に保護されているタリバーン軍ハナカ基地のヌーレ・アーガ元司令官(28)と部下の兵士2人。
アーガ元司令官は、カブールの北東、ハナカの故郷の村がタリバーンに占領された1年半前、「村に平和をもたらしてくれる」と信じてタリバーンに参加した。「何人の北部同盟兵士を撃ったかわからない」と苦しそうに吐露した。
空爆が始まった2週間前ごろ、タリバーンに反旗を翻し、部下を引き連れて何日もかけて北部同盟側に入り、数日前に投降した。
1カ月半前、ハナカの別の村でタリバーンが数十軒の民家を焼き、村人多数を虐殺するのを目の前で見て、投降の決意を固めていたという。
部下の投降兵士の1人、シャブハーン・モハマド氏(30)も3年前、タリバーンがカブール北のカラバグを焼き打ちして民衆を虐殺しているのを見ている。「生活も苦しかったし、安定がほしかった」とタリバーン参加の動機を説明する。
「タリバーンはほんとうのムスリムではない。これからは自分の故郷をタリバーンから守るために戦う」と語った。
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