投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 22 日 18:21:30:
10/22 09:06 ネットの情報管理強化 米政府、過剰と反発も 外信17
【ワシントン21日共同】米政府がインターネット上での一般へ
のデータ提供を中止し始めている。アフガニスタン攻撃や相次ぐ炭
疽(たんそ)菌事件で、情報がタリバン政権やテロリストに利用さ
れることを恐れての措置だが、市民団体からは「過剰反応だ」との
批判が出ている。
米環境保護局(EPA)は、有害な化学物質を扱う工場に関する
データ提供を取りやめた。周辺住民への情報公開の一環だったが、
施設がテロの標的になるのを恐れたためらしい。
天然ガスなどのパイプラインの安全管理を担当する米運輸省の機
関は、パイプラインの位置などの公開を「治安上の懸念から行政関
係者にのみ提供する」として中止した。
米国画像地図局も衛星や航空写真などのネット販売をやめ、国防
総省は民間衛星によるアフガニスタン国内の画像を買い占めている
。米軍のホームページからも写真などの情報が次々と削除された。
民間の科学者団体が、中央情報局(CIA)などの写真の公表をや
めるなど「自主規制」もある。
ある市民団体の代表は「政府の反応は明らかに過剰。市民が自ら
置かれた危険性を知り、身を守ることを阻むものだ」と批判してい
る。
(了) 011022 0905
[2001-10-22-09:06]