投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 21 日 20:46:11:
【ワシントン21日=坂元隆】
21日付の米ワシントン・ポスト紙は、ブッシュ米大統領が先月、同時テロ首謀者とされるウサマ・ビンラーディンの暗殺を含む一派のせん滅を、中央情報局(CIA)に命じる指令書に署名したと報じた。複数の米政府高官の話として伝えた。
フォード政権以来、歴代大統領はCIAなどの情報機関が外国要人らの暗殺を禁じる大統領令を出しているが、ブッシュ大統領の方針転換により、CIAの役割が今後飛躍的に増大することが予想される。
同紙によると、大統領はビンラーディン一派の通信、保安施設などの攻撃や一派のせん滅を指示。その中でビンラーディン自身の暗殺も容認しているという。
高官の1人は同紙に、「大統領はCIAに必要なことはすべて実行してよいと許可した。同時テロ以前には考えることもできなかった暗殺作戦が進行中だ」と述べている。
冷戦時代、CIAは多くの暗殺作戦にかかわったが、キューバのカストロ国家評議会議長やレバノンのイスラム過激派指導者の暗殺に失敗。その後は暗殺への関与を禁じられてきた。