投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 21 日 20:12:08:
10/21 15:46 北部同盟、要衝攻略で苦戦 米軍の地上作戦に影響も 外信24
【ジャボルサラジ(アフガニスタン北部)21日共同】アフガニ
スタン北部の要衝マザリシャリフの奪回を目指し、タリバンとの大
詰めの攻防を繰り広げている反タリバン勢力、北部同盟が苦戦して
いる。米軍の空爆という強力な支援にもかかわらず、要衝を攻略で
きない状況は米軍の地上作戦全体にも影響しそうだ。
北部同盟は九月十一日の米中枢同時テロの後、マザリシャリフへ
の攻撃を本格化させた。南方から攻め込んだドスタム将軍の部隊は
当初、同市数キロの地点まで快進撃を続けたが、その後、タリバン
側の抵抗に直面している。
前線の北部同盟司令官は二十日「ここ数日は戦線に動きがない」
と述べ、時間の問題との見方があったマザリシャリフ制圧にてこず
っていることを認めた。同日には、先月末に続いて再びドスタム将
軍の死亡説が流れるなど「タリバン側のプロパガンダ」(同盟幹部
)も活発化している。
マザリシャリフはウズベキスタンの国境に近く、交通の要衝。陥
落すれば、ウズベキスタンに待機している米軍部隊の出撃拠点にな
るとみられ、米軍、北部同盟の双方にとって軍事作戦が圧倒的に展
開しやすくなる。
同盟関係筋によると、苦戦の理由の一つには、食料や武器・弾薬
の主要補給路が北部同盟の拠点のあるサマンガン州ダライスフ経由
に限られ、前線への輸送に手間取っていることがある。タリバン側
も、マザリシャリフ周辺で志願兵を急募していると伝えられ、全土
での戦闘の勝敗を左右する重要拠点として徹底抗戦する構えとみら
れる。
(了) 011021 1546
[2001-10-21-15:46]