投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 21 日 11:02:09:
【ニューヨーク20日=岡部伸】
米中枢同時テロを受け、顔の輪郭や表情の特徴を基に個人を見分ける「顔識別機」をカリフォルニア州のオークランド国際空港が、近く導入することが十九日、明らかになった。空港に導入するのは、全米でも初めて。
米国の報道を総合すると、オークランド国際空港の警備当局者が、警備強化のため決断。約二百六十五万ドルをかけて導入する。カメラで表情を撮影、鼻の頭や目のくぼみの底などの特徴から「顔紋」を作成、データベースに蓄積されたテロリストや重要国際指名手配者の「顔紋」データと照合して識別する。テロリストを割り出す切り札として米国では、同時テロの発生以降、急速に期待が寄せられている。ただ「プライバシーが侵害される」と人権上の問題を指摘する声もあり、カメラはロビーでなく、取調室などに限定して設置される。顔識別機は今年一月、フロリダ州タンパで行われたスーパーボウルの会場で導入され、注目を集めた。その後、アイスランドのケフラベック国際空港やロンドン、バーミンガムの空港でも導入されている。