投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 20 日 12:54:03:
【ワシントン19日=永田和男】
クイグリー米国防総省副報道官は19日、トルコなどのメディアで、アフガニスタン実効支配勢力タリバンが、同国北部の要衝都市マザリシャリフのモスク(イスラム教礼拝所)を自ら破壊して「米英軍の仕業だ」とイスラム圏諸国に宣伝、反米機運をあおるのでは報じられたことについて、強い警戒感を示した。
クイグリー副報道官は、「報道内容は承知しているが確認は取れていない」と断ったうえで、タリバンが今年春、アフガニスタン中部バーミヤンの大仏立像などを破壊したことを挙げて、「タリバンが宗教施設破壊をためらわないことは明らかだ」と指摘した。
副報道官はさらに、「もし報道が事実で、タリバンがモスクを破壊して米英空軍のせいにしようとするなら、ぜひともタリバンの宗教施設破壊戦術の実例として公表したい」と指摘。タリバンの行動を監視し、自作自演の破壊の証拠をつかめば、蛮行として逆宣伝する方針を示唆した。