投稿者 エスケー 日時 2001 年 10 月 19 日 15:16:52:
【ジュネーブ19日=大内佐紀】
世界保健機関(WHO)は19日、「炭疽菌に関する手引き」をまとめ、公表した。米国で感染者が相次いでいるほか、世界各地で、炭疽菌と疑われる白い粉が入った手紙が発見され、騒動になっている事態を重く見たもの。
「手引き」はQ&A形式で、炭疽菌は人間から人間には伝染しない、など炭疽菌の基本的性質を説明。手紙や小包を受け取った場合は、<1>差出人の名前が明記してなかったり、過度に厳重に封をしてあるなど怪しい点があれば、開封しない<2>開封後、白い粉が入っているなど怪しい点があった場合は、まず、せっけんと水で手を洗い、できるだけ早くシャワーを浴び、全身をせっけんと水で洗う<3>早急に地元の保健所など関係機関に通告する――などの対応法を記している。
また、炭疽菌への感染予防のため、抗生物質を事前に摂取することは好ましくないと勧告。「医者のアドバイスを得て、正しい抗生物質を取らなければ役に立たない可能性がある」としている。(読売新聞)
[10月19日11時33分更新]