投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 18 日 21:36:41:
原子力関連施設へのテロ攻撃を恐れたフランス政府が、世界最大の使用済み核燃料再処理工場がある仏北部ラアーグに地対空ミサイルを配備する方針を決めたと、18日付の地元有力紙ウエストフランスが報じた。他の国内重要施設に対しても同様の措置を検討しているという。
同紙によると、射程約20キロのミサイルを工場の周囲に配備。低空飛行で迫る標的をレーダー誘導で撃墜するという。
リシャール国防相はこの日、「核関連施設や大規模工場を守るための空域を設定する」と説明したが、具体的な対象への言及は避けた。ジョスパン首相は「用心のためで、具体的な脅威があるわけではない」と話した。
工場側は「施設のほとんどは厚いコンクリートに覆われ、普段から軍の警戒の対象にもなっており、民間機を使ったテロへの対策は取られている」との立場だ。
同工場は仏核燃料会社(COGEMA)が運営。日本の原発から出る使用済み核燃料再処理の委託も受けている。
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