投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 18 日 20:33:23:
10/18 16:39 英で空爆一時停止論噴出 ブレア首相、国会で防戦 外信103
【ロンドン18日共同】米国の最大の同盟国である英国で「アフ
ガニスタンへの空爆を一時停止すべきだ」との主張が、一部野党だ
けでなく与党労働党内からも噴出し、ブレア首相は国会で防戦に懸
命だ。
厳しい冬の雪が来る前に食料などアフガン国民への「人道援助」
を大車輪で実行する必要があるというのが空爆停止派の主張。
英各紙によると、十七日の与党の会合で大物議員から、世界食糧
計画(WFP)などがトラックで食料を運び込もうとしても運転手
が空爆の下を走りたがらないという指摘が相次いだ。
同日の国会で与党のシンプソン議員から「四十万人が草を食べざ
るを得なくなっている」と追及され、第二野党・自由民主党のケネ
ディ党首からも同様の指摘を受けたブレア首相は、「食料搬入を妨
害しているのはタリバンだ。空爆をするほどタリバン支配が弱まり
安全な搬入ルートが広がる。空爆は続ける」と踏ん張った。
英政府内では、一時停止論を封じるため、軍事戦略を練る上で援
助物資の安全な搬入ルートづくりを意識せざるをえなくなっている
とも伝えられるが、ブレア首相は十七日の答弁で、米軍主導の攻撃
で英国の発言権は限られていることを認めざるを得なかった。
(了) 011018 1638
[2001-10-18-16:39]