投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 18 日 20:20:29:
10/17 20:26 米軍は戦線拡大を志向 仏中将報告と仏紙 外信151
【パリ17日共同】「対アフガニスタン作戦の困難さが米軍を戦
線拡大の方向に駆り立てている」。十七日付のフランス週刊紙カナ
ール・アンシェネは、米フロリダ州の米軍司令部に派遣されたフラ
ンス軍のジャンポール・ラフェンヌ中将がシラク大統領らに、この
ような内容の極秘報告書を提出したと報じた。
報告は(1)空爆作戦は実態として大きな困難に直面している(
2)ウサマ・ビンラディン氏の居場所も依然不明(3)米軍幹部は
アフガン以外の国への攻撃を希望し続けている―などと指摘した。
同紙は「戦争の最終目標を確定しないまま攻撃を開始したため、
作戦遂行の困難さが明るみに出れば、米世論もいらだちのはけ口を
ほかのアラブ諸国に求める可能性が強い」と論評。米首脳発言とフ
ランス外交筋の情報を総合して、「イラク、シリアが攻撃対象にな
るだろう」と予測した。
その上で、攻撃対象国の拡大はアラブ諸国の離反を招き、フラン
スとしても支持を続けるのは困難だとしている。
(了) 011017 2025
[2001-10-17-20:26]