投稿者 木村愛二 日時 2001 年 10 月 18 日 17:02:10:
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『亜空間通信』49号(2001/10/18)
【百万人大行進を成功させたファラカンがビン・ラディンに関する証拠を要求】
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転送、転載、引用、訳し直し、間違いの指摘など、大歓迎!
前号では、【ラディン氏関与イギリス政府発表「すべて状況証拠にすぎず」の訳文あり必見】と題して、証拠の検討抜きに派兵を強行しようとする日本政府、さらにはそのような実情を報道しない日本の大手メディアへの批判の紹介と一緒に、訳文の所在を知らせた。
ところが、その一方で、非公開の証拠の方が「証拠能力が高い」とか、各国の首脳(実はアメリカとグルの破落戸ばかり)がそう言っているとか、もっともらしいことを、大手メディアの腰抜け報道を根拠に言い出す日本人までいたりして、まったく呆れてしまうのである。
実は、すでにアルカイダのネットワークには詳しくても、ビン・ラディンの直接の関わりについての証拠は明確でないとの報道もあったのである。話は逆で、証拠能力が低いからこそ隠しているに違いないである。トランプ博打ならエースだけちらつかせて見せるような下司のブラフである。
しかも、小泉首相が尻を嘗めにいったアメリカ、様、様の足元のワシントンで、百万人大行進を成功させた実績を持つ「アメリカ人」の[イスラム教]聖職者が、次のような含蓄に富む大演説をしているのである。
http://chicagotribune.com/news/nationworld/chi-0110170320oct17.story?coll=chi%2Dnews%2Dhed
Farrakhan asks for proof on bin Lade
ファラカンがビン・ラディンに関する証拠を要求
By Rick Hepp
Tribune staff reporter
Published October 17, 2001
リック・ヘップ
トリビューン記者
2001年10月17日、発表
Louis Farrakhan called Tuesday on President Bush to lay out the
evidence against Osama bin Laden so people may judge whether he was involved in the Sept. 11 terrorist attacks.
[イスラム教]聖職者のルイス・ファラカンが火曜日[16日]、ブッシュ大統領に電話をして、オサマ・ビン・ラディンが9月11日のテロリスト攻撃に関与したのかどうかを判断できるように、証拠を公開せよと要求した。
"Don't hide behind national security," Farrakhan said in a speech marking the sixth anniversary of the Million Man March. "The nation would be more secure if you give the American people a reason to fight."
「国家安全保障の背後に隠れるな」、とファラカンは、百万人大行進の6回目の記念日の講話の中で語った。「貴方[大統領]が、アメリカ人に戦うための確かな理由を与えるならば、国家はさらに安全になり得る」
Even though the U.S. and its allies say they have proof that bin Laden and the Al Qaeda network were responsible for the attacks on the World Trade Center and the Pentagon, Farrakhan said: "They have lied before, and there's no guarantee they are not lying now."
たとえアメリカ合衆国とその盟友が、ビン・ラディンとアルケイダ・ネットワークに世界貿易センターとペンタゴンへの攻撃に関する犯行責任があるという証拠を握っていると言おうとも、「彼らは前にも嘘をついたし、彼らが現在嘘をついていないという保証はない」、とファラカンは語った。
"There's nothing wrong with asking the American government to show us the proof," he said at a 2 1/2-hour speech at the Christ Universal Temple, 11901 S. Ashland Ave. Reporters were not allowed inside the temple but were invited to monitor Farrakhan's remarks over the Internet or by TV satellite.
「アメリカの政府に対して、我々に証拠を示せと求めるのは、何ら間違ったことでない」、と彼は、アシュランド通り11901のS.にあるキリスト教のユニヴァーサル宗派の寺院での2時間半に及ぶ講話の中で語った。記者たちは、寺院内に入ることを許されず、インターネットにより、あるいはTV衛星放送によって、ファラカンの論評をモニターするようにと誘われた。
Farrakhan, who heads the Nation of Islam, has previously condemned the terrorist attacks as "vicious and atrocious."
ファラカンは「ネイション・オブ・イスラム」の代表者であり、先にはテロリストの攻撃を「不道徳なで残虐だ」非難した。
On Tuesday he again urged U.S. leaders to re-evaluate foreign policy. "Is there a better way to defeat terrorism?" he asked. "Must hundreds of thousands of innocent lives be lost and the cause of terrorism never be addressed?"
火曜日に彼は再び、アメリカの指導者に外交政策を再評価するように迫った。「[現在の政策は]テロリズムを打ち破るためのより優れた方法なのか」、と彼は問い掛けた。「テロリズムの原因に関しては全く取り組みがなされずにいて、なぜ何十万もの無実の人々の命が失われなければならないのか」
以上。
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木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
ある時は自称"嘘発見"名探偵。ある時は年齢別世界記録を目指す生涯水泳選手。
E-mail:altmedka@jca.apc.org
URL:http://www.jca.apc.org/~altmedka/
altmedka:Alternative Medium by KIMURA Aiji
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