投稿者 エスケー 日時 2001 年 10 月 18 日 16:09:23:
【ワシントン17日平山孝治】
米軍によるアフガニスタンへの攻撃は、現地時間十七日夜(日本時間十八日未明)から十八日未明(同日朝)にかけ戦闘機、爆撃機など計九十五機を投入、首都カブールやタリバン政権の拠点・カンダハルを中心に空爆を続けた。米統合参謀本部は十七日の記者会見で、空爆の標的を「固定目標」から部隊や移動式の地対空兵器など「移動目標」へと、戦術転換することを明らかにした。
米軍はこれまでの空爆でアフガニスタン国内の制空権を確保、タリバン政権の兵舎や兵器倉庫などへの攻撃もほぼ終えたことから、地上作戦を見据えてアフガン国内を移動しているタリバン部隊などへ攻撃を集中させる意向だ。
十七日の米CBSテレビによると米軍は、アフガニスタン北部の要衝マザリシャリフの空港が反タリバン勢力の北部同盟に制圧された後、同空港を拠点に、近接するウズベキスタンから地上作戦部隊を投入する方針を固めた。インド洋に展開中の米空母からもアフガニスタン南部に特殊部隊を出撃させ、南北から挟み撃つ形でタリバン部隊を掃討する作戦に着手するものとみられる。
一方、現地からの報道によると、同政権当局者からの情報として、カンダハルの南方の村で十七日、バスが米軍機の攻撃を受けて大破、乗っていた市民ら二十九人全員が死亡した。誤爆の可能性もあるが、確認されていない。また、AP通信はカブールの学校に爆弾一発が着弾した、と伝えた。爆発はせず、負傷者などはなかったという。(西日本新聞)
[10月18日14時51分更新]