投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 17 日 19:37:45:
10/16 20:02 テロ組織への対策が必要 日ロ不拡散協議で一致 政治37
共同
日ロ両政府は十六日、都内で大量破壊兵器やミサイルなどに関す
る不拡散事務レベル協議を開き、米中枢同時テロを受けて、今後は
国家だけでなく、テロリスト組織も視野に入れた拡散防止策が必要
との認識で一致した。
日本側は、パキスタンの保有する核が国外に流出する懸念がある
が、同時に対テロで支援する必要もありバランスの取れた措置が必
要との認識を表明。イランに関しては「大量破壊兵器開発の懸念が
国際的に存在しており、疑念を晴らすべきだ」との考えを示した。
ロシア側は「イランが懸念国との認識は必ずしも共有しない」と、
微妙な立場の違いをのぞかせた。
生物化学兵器に関し、日本側が「旧ソ連内にはかつての生物化学
兵器関連の施設があり不正に使用される可能性がある」と指摘した
のに対し、ロシア側は「対応している」と説明した。
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のミサイル開発について、日
本側が「北朝鮮は発射を控えると言っているが、活動に懸念がある
」と述べたのに対し、ロシア側は「強硬姿勢では問題は解決しない
。韓国のように包容政策を取るべきだ」との見解を示した。
(了) 011016 2001
[2001-10-16-20:02]