投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 17 日 19:25:05:
10/17 09:55 タリバンが「最後の交渉」 外相が極秘訪問、と英紙 外信52
【ロンドン17日共同】十七日付の英紙ガーディアンは、アフガ
ニスタン・タリバン政権のムタワキル外相がひそかにトルコのイス
タンブールを訪問し、米国当局者にウサマ・ビンラディン氏の身柄
引き渡しをめぐり「最後の交渉」を持ち掛けたと報じた。
パキスタン軍最高幹部に近い複数の高官が同紙に語ったもので、
タリバン政権内でも穏健派とされるムタワキル外相は十五日にイス
タンブールで米中央情報局(CIA)とパキスタンの情報当局者と
会談。テロ関与の証拠提示がなくてもビンラディン氏を米国以外の
第三国に引き渡すことを条件に、空爆停止を打診したという。
また、外相はパウエル米国務長官のパキスタン訪問に合わせてイ
スラマバードを極秘に訪れ、国務長官との会談を希望したが実現せ
ず、十六日夜にカブールに戻ったという。
米国側はムタワキル外相の提案を拒否したもようだが、同紙は外
相のイスラマバード訪問の背景について「タリバン政権は空爆と北
部同盟の攻撃に脅威を強めている」と指摘している。
(了) 011017 0954
[2001-10-17-09:55]