パキスタン安定を重視 中東和平へ積極関与へ

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 08 日 14:22:39:

回答先: パキスタン大統領が軍の内部固め ナンバー2に側近起用 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 08 日 13:57:36:

10/08 07:46 パキスタン安定を重視 中東和平へ積極関与へ  外信46

 【ワシントン7日共同】米ブッシュ政権は、アフガニスタンへの
攻撃を「イスラム世界全体への攻撃」と訴えるタリバン政権に対抗
するため、中東和平交渉への関与など今後積極的な対中東政策を進
めることが予想される。                   
 中枢同時テロの発生後、タリバンは「事件はすべて米政府の誤っ
た政策の結果」(最高指導者オマル師)と主張してきた。イスラム
過激派やイラクも米国の親イスラエル政策を批判しており、穏健派
アラブ諸国をつなぎ留めておくためにも中東和平への真剣な対応が
必須(ひっす)となる。                   
 また、アフガンでの攻撃の一方、敵対的なイラクを封じ込めてお
くためにも、国際世論の一定の支持を維持するのが不可欠で、今ま
でテロ支援国と非難してきたイランやスーダンに対しても関係改善
に向けた働き掛けをさらに強める可能性もある。        
 一方、南アジア情勢について、米国はアフガニスタンからの難民
多数が流入し、イスラム原理主義勢力の活動が活発化しているパキ
スタンの安定化に最大の力を注ぐ構えだ。パキスタンが不安定化し
てイスラム原理主義勢力が権力を握り、インドと決定的な対立に至
るのが最悪のシナリオといえる。               
 南アジアの両核保有国が本格的な軍事紛争に突入すれば、中国も
巻き込んでアジア情勢は一気に流動化する。このため、反タリバン
勢力を支援するものの、パキスタンが親インド勢力とみて警戒する
「北部同盟」に過度に肩入れせず、一定の距離を保つことが必要と
なるとみられる。                      
(了)  011008 0745              
[2001-10-08-07:46]

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