投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 16 日 18:45:29:
10/16 16:42 空爆続行か地上戦か 英各紙、米の混乱を懸念 外信96
【ロンドン16日共同】アフガニスタン・タリバン政権に対する
米国の軍事作戦に唯一積極的に参加した英国では十六日、「米国防
総省内部で、攻撃作戦の進め方や戦争目的をめぐる対立がある」な
どと懸念する報道が増えた。
十六日付のデーリー・テレグラフ紙は一面全段抜きで「ペンタゴ
ン割れる」の大見出し。「ラムズフェルド国防長官は空爆続行より
も特殊部隊投入や秘密作戦の多用に傾いているが、制服組が思うよ
うに動かずいら立っている」と指摘。
その上で(1)パキスタンをつなぎ留めるための外交的配慮に縛
られすぎている(2)タリバンとウサマ・ビンラディン氏に関する
情報があまりに不足している―との制服組の主張を伝えた。
一方、同日付のフィナンシャル・タイムズ紙は「成果の判断を急
いではいけない」としながらも「国防総省の文官たちは軍が次にど
ういう作戦を取るべきかを決めかねていることに不安を募らせてい
る」と軍事行動が順調でないとの見方を示した。
同紙は国防総省内でも「大規模な地上部隊を投入すべきだという
意見と、特殊部隊の増強や中央情報局(CIA)の役割重視を主張
する声などに分かれている」とも伝えた。
十五日付の夕刊紙イブニング・スタンダードも「次の段階をめぐ
り米内部に亀裂」という見出しを一面トップに掲げ、「タカ派のラ
ムズフェルド国防長官はここまでの軍事行動に失望している」と報
じている。
(了) 011016 1641
[2001-10-16-16:42]