「カブールを国際管理」 平和維持軍派遣も 米政府と国連

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 16 日 18:42:42:

10/16 15:46 カブールを国際管理 平和維持軍派遣も 米政府と国 外信89

 【ワシントン16日共同】米軍のテロ掃討作戦で混乱するアフガ
ニスタンの安定化のために、首都カブールを非武装の国際管理都市
とし、平和維持軍を派遣する構想が米政府と国連の協議で有力案と
して浮上していることが十六日分かった。米政府筋が明らかにした
。                             
 カブール以外の主要拠点の国際管理も検討されている。「全土制
圧」の象徴となる首都や拠点を特定勢力に渡さずに、将来の新政権
づくりを円滑に進める狙いがある。国連主体の平和維持機能が実現
する場合は、日本政府の貢献が求められる可能性がある。    
 平和維持軍派遣の時期は、テロ組織アルカイダの壊滅など米軍の
攻撃が一段落した時点が想定されている。北部同盟とタリバン軍の
首都攻防を避けるため「国連軍」のカブール派遣を求めるアフガニ
スタン有力勢力の声が、米軍の空爆開始前から届いているという。
 米政府と国連は「タリバン後」のアフガニスタンについての協議
で、広範囲な勢力を代表する新政権をつくり、治安維持と復興支援
を、進める方向を固めた。また新政権のあり方について、各派勢力
が支配地域で高度な自治権を握る「緩やかな連合政府」とする考え
で一致した。                        
 しかし、暫定政権の母体としてザヒル・シャー元国王が唱えた「
最高評議会」は、メンバー百二十人の各派への割り当てで難航、開
催は来春となる見通しで、新政権は「いつ誕生するか分からない」
(米政府当局者)状況だ。                  
 このため首都カブールの国際管理を前倒しで実現する案が浮上し
た。広大なアフガニスタン全土への平和維持軍派遣が不可能なこと
も理由となっている。平和維持軍はアフガニスタン国民の反発を和
らげるため、トルコ、ヨルダンなどイスラム諸国軍で構成、国連安
保理の派遣決定が前提となる。                
 カブールへの平和維持軍派遣は各派の同意が不可欠。同筋による
と、北部同盟の一部は同同盟がカブールの治安を維持する能力がな
いことを自覚しており、平和維持軍を受け入れる意向を示している
という。                          
(了)  011016 1545              
[2001-10-16-15:46]


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