投稿者 考える葦へ 日時 2001 年 10 月 16 日 14:46:14:
回答先: 上祐氏、HPで炭疽菌情報公開 投稿者 Ω 日時 2001 年 10 月 16 日 13:59:38:
2001年10月14日(日)
炭疽菌の被害の防止のために
アレフから世界の皆さんへ
内外のマスコミから、米国で発見された炭疽菌の問題についての問い合わせが来ました。
某テレビ局の方からも問い合わせがありましたが、旧教団・オウム真理教で研究されたという話があることから、その経験上、イスラム過激派による、炭疽菌によるテロを防ぐために何か有益な情報はないかとお考えのようでした。
これについては、マスコミの方に限らず日本の皆さんに広く情報を提供すべきであると考え、以下の通りお知らせいたします。そしてこれは、新教団・アレフが、二度と旧教団のような武装化を意図しない証の一つでもあるとお考えいただければ幸いです。
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1.旧教団オウム真理教では確かに炭疽菌の研究が行なわれましたが、その担当者は、現在勾留されている元幹部信者のE・S氏などです。そして、そのE・S氏からの情報としては、旧教団オウム真理教が、当時の亀戸の東京総本部道場で培養・噴霧実験を行なった際は、無毒の炭疽菌を入手して、それに遺伝子工学的処理をしたそうです。
この情報と一致する内容の報道としては、先日の読売新聞において、北アリゾナ大学の調査によって、当時オウム真理教が使用した炭疽菌は、家畜用のワクチン(炭疽菌の被害を予防する無毒の菌)であることが判明したという報道がありました。
よって、従来、噴霧の際に高圧をかけたので殺菌されたのではないかという見解が報道されたことがありましたが、噴霧の圧力によらず無毒であったと教団では考えています。この点については、アレフ広報部ホームページもご覧ください(なお、家畜用のワクチンが人間等に有効か、有効期間がどの程度かはわかりません)。
したがって、当然のことになりますが、今回アメリカで被害を出した炭疽菌は、これとは別の有毒なタイプということになります。
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2.以下も、上記と同様に伝聞情報ですから、100パーセント正しいという保証はありませんが、
(1)新聞でも報道されているように、炭疽菌は自然界に存在し、具体的には土中から抽出することが可能で、炭疽菌の含有量が相対的に多い土地もあるそうです。ただし、これは上記のように家畜用ワクチンの無毒の炭疽菌も含めた話かもしれず、日本の場合、どこが多いのかについての情報はありません。
(2)炭疽菌にはいろいろな種類があり、それによって毒性が違うのではないかと思われます。よって、テロ防止には、こういったあらゆる可能性を検討する必要があると思います。
(3)炭疽菌は、相当数を吸い込んで致死量に至るもので、また、多くの人々に被害を与えるとすれば、空気中を大量の炭疽菌が浮遊している場合などが考えられます。総合的に検討すると、炭疽菌は、生物兵器として恐るべき大量破壊兵器に分類されていますが、実際の効能は、サリンなどの化学兵器とは相当違うのではないかと思われます。ただし、米国での被害については、潜伏期間があるため、今後被害が拡大するか否かを注視する必要があると思われます。
(4)新聞でも報道されているとおり、発症を防ぐ有効な抗生物質があり、また、症状が出るまでには潜伏期間があることを知っておくと、予防に役立つかと思います。なお、上記の通りワクチンもあるそうですが、それについては具体的な情報はありません。
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これ以上の被害の拡大がないことを祈っておりますが、万一の場合に備えて、これらの知識が、少しでも皆さんのお役に立つことを願っております。
最後に、今回の件で亡くなられたアメリカ人の方に深い哀悼の意を表するとともに、再度、これ以上炭疽菌被害が拡大しないように心から祈りたいと思います。