投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 15 日 18:40:20:
10/15 09:30 北部同盟の攻撃阻止を要請 パキスタンが米政府に 外信13
【ワシントン14日共同】パキスタンのサッタル外相は十四日、
米ABCテレビとのインタビューで、パキスタン政府が米国に対し
、アフガニスタンの反タリバン勢力、北部同盟にカブール進攻を控
えさせるよう要請していたことを認めた。
タリバン政権崩壊後のアフガンに関し、外相は「北部同盟に全面
的に反対しているわけではない。将来の政権は各民族の均衡がとれ
たものであることが必要ということだ」と述べ、タリバン政権を形
成する最大勢力のパシュトゥン人を無視する形で、ウズベク人やタ
ジク人主体の北部同盟に権力を与えることはアフガンの混乱収拾策
にはならないと強調。権力掌握を既成事実化する北部同盟のカブー
ル進攻に強く反対した。
北部同盟は十四日現在、カブール進攻を控えている。
またパキスタン国内で反米デモが多発、死傷者が出ていることに
ついて外相は「米軍の軍事行動が長引けばパキスタンはダメージを
受ける」と述べ、米英軍の軍事行動を可能な限り短期間で終了させ
るよう求めた。
外相は、亡命中のザヒル・シャー元国王を元首として迎え入れる
構想を含め、国連主導で各民族の利益を代表したポスト・タリバン
政権を構築することに前向きな姿勢を示した。
(了) 011015 0929
[2001-10-15-09:30]