投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 13 日 21:59:24:
回答先: カザフスタンで炭疽菌見つかる 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 13 日 21:54:23:
10/13 16:54 最優先の対策必要な病原体 比較的入手容易な炭疽菌 外信91
【ワシントン13日共同】ニューヨークのNBCテレビに送られ
てきた炭疽(たんそ)菌について、米疾病対策センター(CDC)
は、バイオテロに使われた場合「国の安全保障に影響を与える」と
して、天然痘ウイルス菌などと並び、最優先に対策を講じるべき病
原体と分類している。
CDC関係者によると、炭疽菌は、病気自体が公衆衛生上、大き
な影響がある上、旧ソ連の崩壊によって研究材料の炭疽菌が国外に
流出した可能性があることや西アジアや南アジア、アフリカなど政
情が不安定な地域で菌の入手が容易なことが問題となっている。特
に、トルコからパキスタンに至る地域では年間百人以上の患者が発
生、「炭疽ベルト」と呼ばれているほどだ。
だが、菌を入手しても、これをテロに使えるような形にすること
は、一定の設備と専門知識がなければできない、というのが多くの
専門家の見方だ。
日本の専門家によると、炭疽菌の胞子が一万―五万個体内に入る
と半数の人が死亡するといわれている。菌が変異して毒性を失わな
いように安定した条件下で培養し、自分が吸入しないような形でこ
れだけの大量の胞子を形成させるには、かなりの熟練が必要という
。
米国の専門家の中には「乾燥状態でも長期間生き延びる胞子を作
ることは政府や軍などの関与がなければできないはずだ」との見方
もある。
(了) 011013 1654
[2001-10-13-16:54]