投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 13 日 21:48:08:
【カイロ小倉孝保】13日発行のアラブ系誌「アルマジャラ」はアフガニスタン・タリバン政権の指導者、オマル師とのインタビューを掲載した。インタビューの中で、同師は米同時多発テロの首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏の身柄引き渡しを拒否することを強調し、「私は死ぬ覚悟はできているが、私が死んでも戦いは終わらない」と述べた。
インタビューはアフガン南部のタリバン本拠地カンダハルで行われた。いつのインタビューかははっきりしないが、米軍のアフガン報復攻撃前に行われたとみられる。
オマル師はビンラディン氏の身柄引き渡しについて、「同氏は旧ソ連とのジハード(聖戦)に参加し、そのために金も使った。私自身の道徳観からしても、スラムの考え方からしても、同氏が(米)同時テロにかかわったとする明確な証拠なしに、身柄を引き渡すことはできない」と述べた。
また、今回のテロについては「ビンラディン氏やイスラム諸国が行ったということはあり得ない。彼らにはそうした能力がないからだ。犯人は米国内にいるはずだ」とビンラディン氏グループの犯行とする米国の見方を否定した。さらに、同師は「アフガンを攻撃した者は、ここが彼らの墓場となるということを知るだろう」と警告した。
[毎日新聞10月13日] ( 2001-10-13-21:21 )