投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 12 日 19:14:11:
10/12 16:48 毒性強く97年に規制 研究用の炭疽菌種か 外信85
【ワシントン12日共同】死者一人と、保菌者二人が確認された
米フロリダ州の炭疽(たんそ)菌感染事件で採取された菌は、約五
十年前に米国の大学で研究用につくられたが、毒性が強く、生物兵
器テロに使用される危険性があるため、一九九七年に米政府の規制
が強化されたものである可能性が、十二日までの米連邦捜査局(F
BI)の調べで分かった。
米主要メディアによると、死亡した男性の体内などから確認され
た菌は、一九五○年代にアイオワ州エームズにある大学のグループ
が、炭疽病の家畜から採取してつくった種類とみられている。
この菌は「エームズ」と命名され、米軍や米農務省の研究機関な
どでワクチンの開発研究などに使われ、世界の研究者に標準的な菌
種として広く供給されていたという。
FBIは、自然に存在する菌とは異なる種類が検出されたことか
ら犯罪と断定したが、捜査は難航が予想される。
(了) 011012 1647
[2001-10-12-16:48]