投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 10 日 17:56:50:
【ローマ10日=秦野るり子】
観光客や巡礼者になりすましてローマ法王ヨハネ・パウロ2世を守れ――。9日付のイタリア紙メッサジェロによると、米中央情報局(CIA)はこのほど、ローマ法王とバチカン(ローマ法王庁)が新たなテロの標的になりかねないと指摘。これを受けて伊、仏、独の警察官が、ローマ法王の住まいもあるサンピエトロ広場一帯を民間人に変装して警備に当たっているという。
世界中から観光客などが押し寄せる同広場は、スイス人の衛兵がミケランジェロがデザインしたといわれる中世そのままの制服姿で警備に当たる。イタリアの警察官も配備されてはいるがわずかだ。
こうした伝統は、カトリック総本山としての荘厳さを保つためだが、ひと目でわかる制服姿の警察官を増強しても警備強化の効果は薄い。また、露骨な増強は、イスラム教との「宗教戦争」の印象を植え付けかねないとの判断もあるようだ。
(10月10日12:12)