投稿者 DC 日時 2001 年 10 月 10 日 03:52:01:
http://www.luvnet.com/~sunraworld2/jiji-chokugen/jiji_141.htm
増田俊男の時事直言!
No.141号 (2001年10月9日号)
今回の政治演劇の主役はビン・ラーディンでは無くサダム・フセインである
ことを忘れてはならない。ビン・ラーディンやタリバンは単なるゴミ。アフガンで火をつけ、その悪臭
で洞穴から狼(サダム・フセイン)を追い出すまでが第一幕。中東戦争が第二幕。サダム・フセイン
が聖戦に成功すればアメリカの負けで幕となる。本当は、日本は桟敷で見物するのがベストなの
だが。
http://jmm.cogen.co.jp/jmmarchive/r012004.html
from 911/USAレポート 冷泉彰彦
2001年10月2日
第4回
外交攻勢を強めるプーチン大統領をこれ以上放置すれば、否が応でもチェチェンの問題とオサマの問題が関連付けられてしま
います。ロシア旅客機の黒海での撃墜事件も不気味でした。ブレア首相の挑戦的な姿勢も、放っておけばホワイトハウスが受
け身のままどんどん緊張を高めてしまうだけです。恐ろしいのはイスラエルで、シャロン首相の一昨日の発言「アラブに対して
こんな弱腰ではヒトラーへの宥和政策と同じ」うんぬんは、米国内でもジャーナリストの激怒を呼んでいました。放置すれば米
国内での反イスラエル感情が高まり、中東政策に関する米国内の国論分裂に立ち至る危険がありました。
"unite" の思いを込めて街に星条旗の翻っている間に、そして事態が「米国vs.オサマ」せいぜいが、「米英vs.タリバン」 という
構図のままで収まる間に思い切って最初の手を打ってゆきたい。そうではなくて、英露そしてイスラエルの横槍で事態が錯綜
してから、あるいはイラクがこの問題に飛び入りしてきてから、世界の警察官として悪者に担ぎ出されるようでは苦しいことにな
ります。オサマだけでなく、この事態に参加している様々なプレーヤーに「なめられる」し、再報復テロを許す隙を見せることにも
なるだろう。理屈としてはそういうことになるのでしょう。
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米国世論の動向がたいへん微妙なところです。基本的に対象地域への無関心と非現実感の支配していたコソボをめぐるユー
ゴ空爆などとは全く訳が違います。今回は、テロの頭目であるらしいオサマを匿っているらしいタリバンへの反撥と同時に、ア
フガンの市民達はそのタリバン支配の被害者であるらしいという深い関心と世論形成が出来ていることは間違いありません。
アフガンの隣国のパキスタンからは、一夜明けた朝刊の見出しがアフガン贔屓色が強いという報道と共に反米デモのニュース
が入ってきています。パウエル国務長官は急遽、パキスタンとインドに飛ぶことになりました。オサマ自身の「パレスチナに平
和の来ない限りアメリカにも平和は来ない」という不気味なビデオは全世界に流れて、嫌な雰囲気を煽っています。
http://jmm.cogen.co.jp/jmmarchive/r010022.html
政策海外ネットワーク“PRANJ”レポート
第19回 いま、なぜミサイル防衛か:課題の本質を問う