投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 09 日 19:12:26:
回答先: 追跡のカギ握るパキスタン軍情報部ISI タリバン「育ての親」 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 09 日 19:05:35:
10/09 16:36 過激派指導者の拘束相次ぐ ムシャラフ政権が締め付 外信82
【イスラマバード9日共同】パキスタンのムシャラフ政権が強硬
派のイスラム宗教諸政党への締め付けを強化し、指導者を相次いで
拘束している。隣国アフガニスタンのタリバン政権に対する報復攻
撃開始で、米国と、米国に協力する同政権に反対する街頭行動が先
鋭化しているためだ。
七日にはタリバン政権の生みの親ともいえる過激派政党、イスラ
ム聖職者協会(JUI)の最高指導者ウルラーマン師を北西辺境州
で無期限の自宅軟禁処分とした。八日には同じJUI指導者で、タ
リバン政権を支持するイスラム政党の連合組織「アフガン防衛協議
会」の議長を務めるサミウル・ハク師を逮捕した。
さらに、東部のパンジャブ州で過激な反シーア派闘争を展開して
いるスンニ派政党指導者も、自宅軟禁処分にした。
ムシャラフ政権が現在、最も警戒しているのが、同国最大のイス
ラム保守派政党、イスラム協会の動向だ。同党のアフマド・カジ総
裁は今のところ過激な発言や行動を控えているが、総裁の今後の対
応や反政府運動の広がり次第では、同総裁拘束の可能性もある。
同政権は、米英軍のアフガニスタン攻撃で一般住民にも犠牲者が
出て、過激派だけでなくパキスタンの世論全体がさらに硬化し、国
内が反米、反ムシャラフで騒乱状態となることを恐れている。
既に過激派の行動は一部地域で先鋭化しており、クエッタでは八
日、反米デモ参加者と治安部隊の衝突で約三十人が死傷した。
(了) 011009 1635
[2001-10-09-16:36]