投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 09 日 19:11:41:
10/09 16:33 「家名が乗っ取られた」 嘆くビンラディン氏異母弟 外信84
【ニューヨーク9日共同】「ビンラディンの家名も乗っ取られて
しまった。人々は私の一家をどう思うだろう」。米中枢同時テロの
最重要容疑者とされるウサマ・ビンラディン氏の異母弟で、米東部
マサチューセッツ州ケンブリッジに暮らすアブドラ・ビンラディン
氏(35)は、七日付の米紙ボストン・グローブとのインタビュー
でこう嘆いた。
アブドラ氏は名門ハーバード大法科大学院で修士、博士号をとっ
た学究で、五十四人いるとされるきょうだいの最年少。
同氏はテロ事件後クレジットカードを使わず、好きだった川沿い
のジョギングや趣味の飛行機操縦を中止した。「名前が分かると怒
りを買ったり、恐れられたりするので目立たぬように暮らしてきた
」と話す。
ボストンは大学への寄付などを通じてビンラディン家と関係が深
く、事件当時、アブドラ氏のおいやめいら一族十一人が留学してい
た。一族は九月十六日にチャーター機で緊急帰国したが、アブドラ
氏は残った。「魅力あるボストン以外のどこにも行きたくなかった
」
年の離れた兄ウサマと最後に会ったのは一九八八年。「ウサマは
アフガニスタンで暮らしていたので個人的にはあまりよく知らない
」という。
しかし九○年代初めに一家はウサマに「穏健な考え方をとるよう
繰り返し懇願した」と述べ、「どこの大家族にも、はみ出し者がい
る」と突き放した。
(了) 011009 1632
[2001-10-09-16:33]