投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 09 日 19:10:21:
10/09 16:28 米が偵察態勢を強化 軍事作戦成否のカギ 外信81
【ワシントン9日共同】米軍事産業などによると、米政府は十日
、軍事偵察衛星が得た情報を中継して地上に伝達するための衛星を
フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げる。
五日にはカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から最新型
の偵察衛星を打ち上げた。いずれもアフガニスタンでの米英両軍の
軍事作戦に利用されるとみられ、ウサマ・ビンラディン氏の逮捕な
どを目指す米軍が偵察態勢の強化に乗り出している事実があらため
て浮き彫りになった。
宇宙空間に網の目のように張り巡らされた軍事偵察衛星と、撃墜
されても人的被害のない無人偵察機は、ハイテク機器を駆使する現
代の軍事作戦の立案・遂行において「どのような作戦でも、それ抜
きには考えられない」(米軍事評論家)ほど重要な役割を果たす。
アフガニスタンでも米軍は各種の軍事偵察衛星と無人偵察機を使
用するとみられる。
今月五日に打ち上げられたのはキーホールと呼ばれる偵察衛星の
最新型。地上にある約十センチ四方の物体まで認識できる高解像度
の写真撮影が可能とされる。
また、雲に覆われた地域でも偵察可能な衛星ラクロス・ベガが使
われる見込み。最新型は二○○○年八月に打ち上げられたとみられ
る。
小型無人偵察機では、ビデオカメラを二台搭載し四十時間連続飛
行可能なRQ1プレデターや、湾岸戦争でも使用されたRQ2パイ
オニアとその改良型シャドー600、高度二万メートルで四十時間
連続飛行が可能な最新型無人偵察機RQ4Aグローバルホークなど
が投入されるとみられる。
(了) 011009 1627
[2001-10-09-16:28]