投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 09 日 19:03:51:
10/09 12:48 アフガン以外の攻撃も 米英が安保理に報告 外信70
【ニューヨーク8日共同】国連安全保障理事会は八日午後(日本
時間九日朝)、米、英両国の国連大使が米中枢同時テロへの対応と
してアフガニスタン空爆に踏み切った理由などを報告、必要に応じ
てアフガン以外の国を攻撃する可能性があることを明確に示した。
この中で米国のネグロポンテ国連大使は「固有の個別、集団的自
衛権の行使」と空爆を正当化した上で、「(米中枢同時テロの)調
査は初期段階にある。今後ほかの組織、国家に対してさらなる行動
が必要になるかもしれない」と指摘した。
アナン国連事務総長は安保理開催前に、空爆は自衛権発動と安保
理決議の枠内の行為であるとの認識を示した。安保理のライアン議
長(アイルランド大使)は「事務総長の発言を歓迎する」と述べる
ことで、安保理理事国が空爆を支持していることを示した。
国連では米国が指摘した「アフガン以外の国・組織」とはイラク
を視野に入れた発言との見方が大勢を占めている。しかし、ネグロ
ポンテ大使は記者団に「自衛のため必要なすべての措置をとる権利
を留保する」とだけ説明、特定国を対象にした発言でないとの見解
を示した。
米英は七日夜に安保理議長に書簡を送って、今回の空爆について
報告していた。ライアン議長は「書簡の内容に留意した」と述べて
、アフガン以外を空爆する可能性を含め米英の意向に理解を示した
。
(了) 011009 1247
[2001-10-09-12:48]