投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 08 日 22:53:20:
【北京8日=河野修三】
小泉首相は8日、中国を訪問し、北京市の中南海で、江沢民国家主席と初めて会談した。江主席は、米英軍の対タリバン攻撃について、「テロ反対は、世界的な共通認識だが、攻撃目標を正確に把握する方が効果が高く、無辜の人々を傷つけるのを出来るだけ避けるべきだと(米側に)伝えてきた。昨日のブッシュ米大統領の演説にはこうした内容が含まれていてうれしい」と述べ、米英軍の攻撃を事実上、容認する考えを表明した。中国首脳が今回の軍事行動について見解を示したのは初めて。
米軍などへの日本の後方支援について、小泉首相は「武力は行使せず、戦闘行動には参加しないとの原則の下、国力に応じた貢献をしたい。難民支援、物資輸送、医療活動など武力行使以外の活動について汗を流したい」と説明し、理解を求めた。江主席は「首相から説明のあった協力なら理解しやすい。しかし、アジアの人々には警戒心があることも覚えておいてほしい」と述べた。
◆自衛隊の活動範囲でクギ…朱首相が小泉首相に◆
これに先立って行われた小泉首相と朱鎔基首相との会談では、朱首相は「(海外での)自衛隊の活動範囲は、日本は過去の問題があるので慎重に考えてほしい」とクギを刺した。小泉首相は「過去の歴史の中で日本の軍事行動が多くの人々の犠牲を生んだことに対する反省に立って、武力は行使しないという原則を立てている」と説明した。
(10月8日21:42)