投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 08 日 21:38:38:
10/08 17:31 テロに一層おびえる米社会 既に「過敏状態」に 外信130
【ニューヨーク８日共同】九月の米中枢同時テロ以来、再度のテ
ロ攻撃を警戒してきた米国社会は、テロの影に対し既に過敏とも思
える反応を見せている。アフガニスタンのタリバン政権に対する米
軍の報復攻撃が始まったことで、「報復への報復」に一層おびえる
日々が続きそうだ。
ニューヨーク市は七日、「治安強化」（ジュリアーニ市長）を宣
言し、政府機関のビルや金融センターなどの警備を強めたが、最新
の世論調査では、近い将来のテロ再発を懸念する米国民は七割を超
え、特に毒ガスや炭疽（たんそ）菌などを使った「生物・化学兵器
」攻撃への不安が高い。
四日には、フロリダ州で炭疽病患者の発生が明らかになったとた
んに外国為替相場でドルが売り浴びせられ、生物兵器攻撃への恐怖
感があらわになった。
米政府当局は「偶発的な発病」とテロとの関連を一応否定したが
、連邦捜査局（ＦＢＩ）は徹底捜査を行うとしており、不安は消え
ない。米メディアが「炭疽病ワクチン生産能力は低い」と報じたこ
とも市民の懸念を深めている。
ニューヨーク・マンハッタンの軍事用品専門店ではガスマスクは
どこも売り切れ。「持ち歩いたとしても、使おうとした時には手遅
れかも」と言いながらも、購入する若者が目立つ。七日付のニュー
ヨーク・タイムズには「イスラエルモデル」と銘打ったガスマスク
の販売宣伝が載った。
テネシー州の高速道路では三日、米国最大の長距離バス会社グレ
イハウンドのバスで、運転手が刃物で襲われ、車体が横転、六人が
死亡した。テロの疑いもあるとして、同社は全米で二千台のバスの
運行を直ちに停止。テロとは無関係と確認されるまで約半日、バス
を動かさなかった。
（了） ０１１００８ １７３０
[2001-10-08-17:31]
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。