タリバン後に危機感 原理主義勢力の強い圧力も ムシャラフ大統領

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 08 日 21:34:17:

回答先: すんません、 投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 08 日 15:37:38:

10/08 16:53 タリバン後に危機感 原理主義勢力の強い圧力も  外信131

 【イスラマバード8日共同】パキスタンのムシャラフ大統領が八
日の記者会見で、米英軍事作戦の短期終了やタリバン後のアフガニ
スタン新政権にパキスタンとの関係が深いパシュトゥン人が大きく
関与するべきだと訴えたことは、報復攻撃は容認しながらも、パキ
スタンの国益に反するタリバン政権後の動きは許さないとする、強
い意思を表明したものだ。                  
 パキスタン国内では、親タリバンのイスラム原理主義政党や組織
が、全土で反米、反ムシャラフ政権の抗議行動を強めており、アフ
ガニスタンとの国境に近いクエッタやペシャワルなど地域によって
は一触即発の状況に近づいている。一般国民の間でも、攻撃に批判
的な意見が根強い。                     
 大統領はこうした国内事情を勘案して、攻撃開始を契機に国内が
騒乱状態となり、大統領の権力基盤が崩れるような事態につながら
ないよう、国際社会に対して「言うべきことは言う」との強い姿勢
を示さざるを得なかった。                  
 一方、密接な関係を保ってきたタリバン政権に事実上見切りを付
けたムシャラフ政権が今最も懸念していることは、タリバン後の新
政権に対していかに影響力を維持していけるかだ。       
 大統領は、アフガニスタンの多数派であるパシュトゥン人との良
好な関係をてこに影響力保持を目指しており、非パシュトゥン勢力
の北部同盟を強くけん制する一方、タリバンに代わりパシュトゥン
人をまとめることが可能なザヒル・シャー元国王への接近を図り始
めた。                           
(了)  011008 1652              
[2001-10-08-16:53]

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