投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 27 日 13:07:29:
【ワシントン26日=土井達士】
米中枢同時テロの首謀者とされるウサマ・ビンラーディン氏に関連する組織の一員として逮捕・起訴された男が、米国で開かれた関連訴訟の証言で、ビンラーディン氏がアフガニスタン国内で運営している軍事キャンプで受けた訓練内容を詳しく語っていることが明らかになった。キャンプでは、青酸ガスをビルの換気口近くに置き、最大限の被害を出そうとする訓練など、化学戦を想定した活動も行われていたという。
AP通信が二十六日、伝えたところによると、証言を行ったのは一九九九年末に「ミレニアム・テロ」を実行するためカナダから爆発物を携えて潜入しようとした際に逮捕・起訴されたカナダ在住のアルジェリア人、アーメド・レッサム被告。同被告は逮捕後、司法取引を行い、他のビンラーディン氏関連の訴訟で検察側証人となることに同意。問題の証言は今年七月にニューヨークで開かれた別のミレニアム・テロ関連公判で行われた。
証言によると、レッサム被告は九八年、約半年にわたってアフガン国内の軍事キャンプの一つであるハルデンで訓練を受けた。キャンプでは常時五十−百人が訓練を受けており、火器の扱い方のほか、青酸ガスの散布や、毒物と油を混ぜてドアノブに塗りつけることで、ノブに手を触れた者を殺害する方法なども教えられた。さらに発電所など「社会基盤施設を破壊する方法」なども教授され「(テロ)活動の際には観光客を装うなど、疑われないようにすべきだ」と指示されたという。