投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 27 日 10:34:33:
ブッシュ米大統領は26日、同時多発テロ事件後初めてワシントン郊外の中央情報局(CIA)本部を訪れ、「私はCIAを信頼している」と激励した。大統領は本部での演説で「対テロ戦争」の勝利には最高の情報収集力が必要と強調。テロ情報を事前につかめなかった「失態」が批判されているCIAの活動強化を求めた。
大統領は「CIA職員が激務を続けるのは、米国を愛しているからだ」と称賛し、「今回は過去のどれとも違う戦争だ。テロ組織は常に隠れようとしている。勝利をもたらすには我々が持ちうる最高の情報収集力が必要だ」と語った。
98年のケニア、タンザニアの米大使館爆破や昨年のイエメン沖での米イージス艦爆破に続く同時多発テロの発生で、米議会からはテネットCIA長官の更迭論も一部で噴出。しかし大統領はCIA職員らを前に「長官とは親密な時間を持っている」とかばった。
一方、AP通信によると、ブリュッセルで同日開かれたNATO(北大西洋条約機構)国防相会議で、ウォルフォビッツ米国防副長官は、オサマ・ビンラディン氏らの所在情報が少ないために早期の報復攻撃は難しいと指摘。「軍事力だけでなく、情報収集力、金融措置など広範な対策が必要だ」と強調した。
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