投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 07 日 18:36:26:
10/07 14:41 「非米的」と批判集中 NY市立大の教授発言に 外信51
【ニューヨーク7日共同】米中枢同時テロの背景を論議したニュ
ーヨーク市立大のティーチイン(討論集会)に参加した教授が「(
テロは)米帝国主義への反発」などと発言したことに対し、タブロ
イド紙などが「非米的」「極左の言動」などと猛烈な批判を展開し
ている。
同大のマシュ―・ゴールドスタイン学長は七日までに「思想的、
歴史的な観点から(テロ)攻撃を正当化したり言い訳したりする発
言には同感できない」と異例の釈明を発表した。しかし「これは善
と悪の戦争。米国は善だ。教授らの言動は常軌を逸している」(五
日デーリーニューズ紙社説)と、愛国心をあおる動きは強まる一方
だ。
問題のティーチインは同大ハーレム校で行われ、学生ら二百人が
参加。人類学のサマードマティアス教授らが、事件について「欧米
の搾取に対するイスラムの抵抗」「米資本主義の支配者に真の責任
がある」などと主張したという。
ニューヨーク・ポスト紙がコラムで「これらの学者たちはばかか
、不正直者かだ」とかみつき、論争に火を付けた。
同大の理事も「非米的で扇動的」として、ティーチインを主催し
た教員組合を激しく非難する理事会決議案を用意。発言を非難され
た教授らは「テロ行為に至った背景を説明したもので、テロを正当
化したのではない」と反論している。
(了) 011007 1440
[2001-10-07-14:41]