投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 07 日 12:24:51:
【カイロ7日=平野真一】
サウジアラビア東部の中心都市アル・ホバルの商店街で6日夜(日本時間7日未明)、爆弾事件が起き、2人が死亡、4人が負傷した。国営通信は、死傷者はすべて外国人だと報じた。駐サウジ米国大使館や英外務省によると、死者の1人は米国人、負傷者のうち2人は米、英国人という。犯行声明は出ていない。米国務省当局者は、「同時テロとは関係ない、単発的事件の可能性が高い」と述べたが、地元では、反米感情を強めているイスラム原理主義者らによる犯行の可能性もあるとの指摘が出ている。
現場は同市の繁華街キング・ハリド通りの電器店前。通行人1人が小包爆弾を投げたとの目撃証言がある一方、サウジ捜査当局が犯人の車を追っているとの情報もある。
同市に隣接するダーランには、91年の湾岸戦争以来、米軍が駐留。96年6月には米軍宿舎前に止められた爆弾トラックが爆発、米兵19人が死亡、約500人が負傷するテロ事件が起きた。米司法当局は今年6月、サウジのイスラム過激派「サウジ・ヒズボラ」の活動家計14人を起訴している。
ただ、米軍は同事件後、首都リヤドに移転。今回の死傷者にも米軍関係者は含まれていないという。
サウジでは昨年、8件の爆弾事件が発生。うち数件は外国人の酒密売グループ間の抗争によるものとされ、英国人ら6人が起訴されている。
(10月7日09:01)