投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 06 日 18:17:36:
10/05 21:13 元国王が特使派遣へ アフガン新政権の協議で 外信123
【ローマ5日共同】ローマに亡命中のアフガニスタンのザヒル・
シャー元国王(86)の秘書は五日、国家の将来像を協議するため
、近く特使をパキスタンのムシャラフ大統領のもとに送りたいと述
べた。ロイター通信に語った。
秘書は「元国王はアフガニスタンの国民と近隣諸国の平和達成を
目指しており、パキスタン側に事情説明をしたい」と述べた。
イタリアのボニベル外務次官がパキスタンでムシャラフ大統領と
会談し、パキスタン側が特使派遣を依頼する親書を渡していた。
一方、五日付のイタリア紙イル・ジョルナーレに対し元国王は「
できるだけ早く故国に帰りたい。将来の政権はすべての国民によっ
て選ばれるべきであり、タリバンもその一部である」と言明した。
タリバンを排除するかどうかは、将来の国家像をめぐる協議の焦
点のひとつ。元国王と反タリバン勢力の「北部同盟」は一日、米国
の強い後押しもあって国家統一を目指す「最高評議会」設立で合意
したが、肝心の評議会の構成では不協和音が出ており、北部同盟内
の意思統一が今後のカギとなりそうだ。
(了) 011005 2112
[2001-10-05-21:13]