投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 06 日 15:38:48:
【ワシントン5日=永田和男】
パウエル米国務長官は5日、2年ごとに更新している国務省指定のテロ組織リストを発表した。同時テロの首謀者と見られるウサマ・ビンラーディンの「アル・カーイダ」や日本のオウム真理教など28団体が再度指定されたが、日本赤軍や1996年に駐リマ日本大使公邸占拠事件を起こしたペルーのトゥパク・アマルは初めて除外された。米国民はリストに掲載された組織に対する物的支援を禁止され、金融機関は資産凍結を義務付けられる。
日本赤軍の指定解除の理由について、バウチャー国務省報道官は、昨年最高幹部の重信房子被告が逮捕されたことなどで、「継続したテロ活動が見られなくなったため」と説明した。ただ、報道官は、1970年のよど号ハイジャック犯がまだ北朝鮮国内にいることを理由に、「今回の日本赤軍除外が、北朝鮮のテロ支援国家リストからの除外にはつながらない」とも指摘した。国務省はテロ組織リストと別に「支援国家リスト」を発表している。北朝鮮は日本赤軍に対する支援を理由に、イラン、イラクなどとともにリストアップされている。
(10月6日14:38)