投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 26 日 21:27:05:
アフガニスタンからの報道によれば、アフガン北部で25日から26日にかけて、ラバニ前政権を主体とする北部同盟がタリバーンに攻勢をかけ、タカール州やサマンガン州やバルク州などでの戦闘が激化している。
米軍のアフガン攻撃が予想される中で、タリバーンが浮き足だったすきを突いているとの見方のほか、米国、ロシアなどが北部同盟に新たな武器援助を始めているとの観測が出てきた。
タカール州の州都タロカンはタリバーンと北部同盟が攻防を繰り返し、北部同盟はタリバーンの占拠していた要衝6カ所を奪還したと伝えられる。
北部同盟の当面の目標はタリバーンが98年以来、制圧している北部の拠点マザリシャリフの奪還で、それに先だって現在、周辺部での攻撃を展開している模様だ。
これまでタリバーンに押され気味だった北部同盟が弾みをつけているのは、秋の大攻勢に備えてタジキスタンやロシア、イランなどから支援を受けた大量の武器弾薬が一因とみられる。
一部には今回の米軍の軍事行動に先立って米国、ロシアなどが北部同盟に新たな武器援助を始めているとの観測もある。北部同盟は今後、武器弾薬の補給を心配しなくてよい好条件ができている。
攻勢ムードの中で、タリバーンから駆逐されて失脚したマザリシャリフの前支配者ドスタム将軍や、ヘラート州前知事のイスマイル・カーン将軍なども北部同盟の戦列に加わり、同時攻勢をかけ、タリバーンの力を分散させ、タリバーンを守勢に回している。
トルクメニスタンに近いアフガン西北部のバドギス州の州都南方カディスでイスマイル・カーン将軍の部隊が25日、タリバーンに攻撃をかけ、一時タリバーン陣地を占拠した。
北部同盟は米軍の軍事援助を期待し、報復攻撃の際には米軍と歩調を合わせた攻撃をすることを表明している。
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