投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 05 日 09:03:47:
マキャフリー元陸軍大将
クリントン大統領政権で麻薬撲滅政策局長を務め、91年の湾岸戦争で第24機械化歩兵師団を率いたバリー・マキャフリー元陸軍大将が陸軍士官学校の生徒との電子メールのやり取りの中で、米国の報復攻撃が「警告なしに突然」実行されると予測していたことが、4日までにCNNの取材で明らかになった。
このやり取りはウエスト・ポイント陸軍士官学校の生徒との間で、同時テロから8日後の9月19日に行われた。そのメモは電子メールで転送され安全保障に従事している関係者の間などで出回った。
メモの中でマキャフリー氏は「米軍は先制攻撃でテロリストを混乱させる。だまし討ちで、心理的に混乱させる。敵の居場所を絞り込んで、ある時には警告なしに多数が突然殺されることになるだろう」と述べている。
さらに「トマホーク巡航ミサイルが発射され、レイザーに誘導される2000ポンドの爆弾がB2機やF22機から投下され、リモコン式の時限爆弾も使用される。脅迫もする。場所によっては地上兵や海軍の特殊部隊シールが暗闇に現われ、ドアを吹き飛ばし、自動小銃や手りゅう弾で近距離にいる敵を殺す」などと詳細に攻撃を表現している。
メモは資金や通信面の作戦にも触れている。「彼らの資金も凍結する。彼らの窓口になっている輩も逮捕する。徴兵や輸送の機能を破壊するための工作もする。訓練場となっている場所を発見してたたき壊す。そして、彼らを家族から引き離す・・・彼らの通信手段を乗っ取り、傍受し、妨害し、うそを流す。伝言を伝えるメッセンジャーも消えうせるだろう。彼らがどうやって食料を得て、遊興し、報酬をどう受け取っているか、どこで寝ているかなどが分かれば、そこを奇襲して殺す」
生々しい表現が目立つがが、マキャフリー氏は戦略全体はあくまでも国際法に沿った外交と経済制裁に基づいていて、軍事行動はその一部に過ぎない、としている。
メモの内容が公になったことについて、マキャフリー氏は、多様性をもつと予想される米国の報復行動を雄弁に表現したかっただけで、公になっても差し支えないと、CNNに語った。