投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 26 日 19:27:22:
09/26 17:21 身柄確保へ特殊部隊が主役 大規模軍事行動は回避も 外信92
【ワシントン26日共同=小片格也】ブッシュ米政権が進めてい
るウサマ・ビンラディン氏とそのテロ組織アルカイダに対する軍事
報復作戦は、隠密作戦を任務とする特殊部隊が主役のゲリラ戦にな
るとみられ、戦闘開始などがはっきりとは見えない可能性が強い。
ブッシュ政権は特殊部隊の動きなど詳細については一切公表しない
方針だ。
ブッシュ政権に近い軍事筋は、今回の軍事作戦はアフガニスタン
に潜むビンラディン氏の身柄確保とアルカイダのせん滅に照準を合
わせており「攻撃目標は極めて限られる」と指摘する。
このため、空爆はビンラディン氏の捕獲作戦を実行する特殊部隊
を側面支援するための限定的なものとなり、湾岸戦争のような大規
模な上陸作戦や空爆を伴う作戦は取らないという。
ブッシュ政権は、ペルシャ湾周辺に空母を派遣、五百機以上の作
戦機を投入してビンラディン氏とタリバン政権に軍事的な圧力を加
えているが、タリバン政権との本格的な軍事衝突は、回避したいと
いうのが本音だ。
アフガニスタンへの大規模攻撃に踏み切れば、一般市民を巻き添
えにし大量の難民も発生、ベトナム戦争のような泥沼にはまり込む
危険性をはらむ。そうなれば、軍事報復に理解を示している同盟国
の足並みの乱れも必至だ。
(了) 010926 1720
[2001-09-26-17:21]