投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 04 日 18:27:20:
10/04 16:40 今週末にも攻撃判断 ウサマ氏不明でも実施か 周辺 外信86
【ワシントン４日共同＝久江雅彦】米中枢同時テロで、アフガニ
スタン空爆など米軍の本格的な軍事行動の開始時期について、中東
・中央アジア歴訪から六日に帰国するラムズフェルド国防長官の報
告を踏まえ、ブッシュ大統領が早ければ今週末にも判断する見通し
となった。複数の米軍事筋が三日、明らかにした。
最重要容疑者とされるウサマ・ビンラディン氏の居場所が特定で
きない場合には、同氏の殺害や身柄拘束を目的とした特殊部隊の行
動を待たず、当面の目標をタリバンの基地やテロ組織アルカイダの
訓練場など軍事施設に限定して攻撃する公算があるという。
空爆の開始時期について、軍事筋は「検討している段階」と述べ
たが、イスラム諸国の反発回避のため、イスラム教徒が連帯感を強
める十一月中旬のラマダン（断食月）前には攻撃を終えるとの見通
しを示した。
同筋は、空爆の開始時期が決まらない最大の理由として、本格的
な軍事行動に着手した場合のパキスタンや中東イスラム諸国の反応
が読み切れていないと説明。攻撃に踏み切る際には周辺国の不測の
動きの抑止に加え、米国への第二波テロ攻撃を防ぐことが最大の課
題だと指摘した。
ブッシュ政権は、攻撃がイスラム諸国の反発を招き国際包囲網が
揺らぐだけでなく、新たなテロやパキスタンの政情不安を誘発しか
ねないとの懸念を抱いているもようだ。
一方で、米国民の不満が募らないうちに「目に見える軍事行動」
を起こす必要があるとの考え方もあり、ブッシュ大統領は国家安全
保障会議（ＮＳＣ）を招集し、状況を総合的に判断して攻撃時期を
絞り込むとみられる。
攻撃開始時期については、月明かりのない今月十七日の新月やそ
の前後が、迎撃の危険性が低く有利との見方が、軍事専門家の間で
出ている。
（了） ０１１００４ １６３９
[2001-10-04-16:40]
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。