投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 03 日 22:21:02:
10/03 17:03 特使がイラン外相と会談 報復攻撃に理解求める 政治31
【テヘラン3日共同】小泉純一郎首相特使としてイランを訪問中
の高村正彦元外相は三日午前(日本時間同日夕)、テヘラン市内の
外務省で、ハラジ外相と会談した。同日午後(同日夜)にはハタミ
大統領と会談する。
米国から「テロ支援国家」に指定されているイランは、米中枢同
時テロに対する報復攻撃の自制を訴え、同じイスラム教徒の殺害に
加担せず、内陸国のアフガニスタンに入るためのイラン領空通過も
認めない姿勢を示している。
高村氏は「国際社会の一員としてテロに強い態度を示すべきだ」
として、米国と国交のないイランに対し、テロの首謀者とされるウ
サマ・ビンラディン氏とアフガニスタン・タリバン政権への報復攻
撃に理解を求める方針。
イランは、反タリバン勢力の「北部同盟」などを支援しており、
アフガニスタンに新たな統治体制が確立されれば、同地域に大きな
影響力を行使できることになるため対応が注目されている。
また、アフガニスタンからイランへの難民流入も懸念されており
、日本政府は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じた資
金援助を検討中。このため、高村氏は政府関係者との会談を通じ、
イラン側の意向を正確に把握したい考えだ。
(了) 011003 1702
[2001-10-03-17:03]