投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 26 日 19:17:33:
09/26 16:04 民族衝突再燃の兆しも 首都で爆発事件続発 外信80
【スコピエ26日共同】火器回収作戦を完了した北大西洋条約機
構(NATO)部隊の撤退を前に、マケドニアでは首都スコピエで
爆発事件が相次ぎ、アルバニア系青年が警官に射殺されるなど、民
族衝突再燃の兆しが出ている。
同市内では九月に入り、十三件の爆発事件が発生。ほとんどがア
ルバニア人居住区で起きた。マケドニア人商店のガラスが壊される
事件も相次いでいる。いずれもけが人はないが、二十四日夜の警官
発砲事件では一人が死亡、一人が重傷を負い、アルバニア系住民を
憤激させている。
背景には、対立するマケドニア人、アルバニア系住民双方の不満
がある。アルバニア系住民の大幅な権利拡大を目指した憲法改正手
続きはマケドニア人政党の反発で遅れ、アルバニア系側が反発。マ
ケドニア人側は「NATOが回収した旧式武器と、改憲での大幅な
譲歩では引き合わない」とみている。
マケドニア政府高官は「改憲審議の行方次第では再度衝突が起き
る可能性もある。NATO部隊の駐留継続は不可欠だ」と言う。
(了) 010926 1603
[2001-09-26-16:04]