投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 03 日 22:07:45:
回答先: 米長官サウジなど歴訪 ウズベクに協力要請へ 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 03 日 22:07:00:
10/03 17:08 後方支援確立に手間取る アフガン作戦行動で米 ウ 外信70
【ワシントン3日共同=小片格也】米軍事筋は二日、米中枢同時
テロへの報復攻撃に関し、重要容疑者とするウサマ・ビンラディン
氏の居場所特定作業が難航、さらに特殊部隊の展開に不可欠な後方
支援態勢の確立に手間取っており、アフガニスタンと周辺諸国に展
開している米特殊部隊が作戦行動に踏み切れない状況に陥っている
ことを明らかにした。
ラムズフェルド米国防長官は同日、中東三カ国とウズベキスタン
訪問に出発する直前、記者団に対し、ウズベキスタンの地理的な重
要性に言及した。同国政府に後方支援の全面協力を要請するとみら
れる。
軍事筋などによると、ビンラディン氏の拘束作戦は(1)居場所
を特定、周囲に特殊部隊を配備(2)巡航ミサイルを含む空からの
限定的な攻撃を実施(3)特殊部隊が急襲して身柄を確保(4)速
やかに撤収―というシナリオ。特殊部隊は住民の反米感情が強いパ
キスタン国境側からの侵入を避け、北部国境のウズベキスタンなど
から潜入する方法を検討している。
標高の高いアフガニスタンの山岳地帯は飲料水の確保も困難。特
殊部隊が行動するには、隊員一人当たり一日約十リットルの飲料水
を確保する必要があるなど、大量の水と食料の補給が不可欠だ。水
や食料を前線にピストン輸送するヘリコプターの燃料などの補給基
地をアフガン国境付近に設営する必要もある。
厳しい自然環境に加え、長い内戦時代の地雷が五百万個から一千
万個放置されている(国連推計)とされ、米軍は地雷対策にも苦慮
しそうだ。
保守派のケイトー研究所の軍事専門家チャールズ・ペニャ氏は「
アフガンは地形や天候条件が悪くこれまで米軍が戦ってきた戦争と
は違う。部隊の移動も容易でない。後方支援態勢の確立はかなり時
間がかかる」と分析する。
(了) 011003 1707
[2001-10-03-17:08]