投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 03 日 22:01:40:
10/03 14:35 99年にも殺害計画 米とパキスタンが合同作戦 外信75
【ワシントン3日共同】三日付の米紙ワシントン・ポスト(電子
版)は、クリントン米政権下の一九九九年に中央情報局(CIA)
が、パキスタンの情報機関に所属する特殊部隊員を訓練し、アフガ
ニスタンに潜伏中のウサマ・ビンラディン氏を拘束または殺害する
極秘作戦を計画していたと報じた。
同紙によると、CIAは武装した特殊部隊員約六十人を極秘に訓
練。当時のシャリフ・パキスタン首相とクリントン政権が合同で作
戦準備を進めたが、同年十月にシャリフ首相が軍事クーデターで失
脚したため、計画は実行されなかった。米政府は、作戦計画の見返
りにパキスタンに対する経済制裁解除や経済の包括支援を約束して
いたという。
パキスタン情報機関はアフガニスタン国内の重要情報を握ってい
た。しかし、当時の米政府当局者は、タリバン政権がパキスタン情
報機関の情報を傍受していたためパキスタンとの合同軍事作戦には
危険が伴っていたと指摘している。
クリントン政権は九八年八月、アフリカの米大使館同時爆破事件
の黒幕とされるビンラディン氏のテロリスト・キャンプがアフガニ
スタン国内にあるとして、パキスタン国境付近を巡航ミサイルで攻
撃。しかしビンラディン氏は難を逃れたため、同氏の拘束、殺害計
画が立案されたという。
(了) 011003 1434
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